《髪質改善》《個室型》京都太秦・嵯峨野の美容室アステリスクです。
今日のブログテーマは、カラーリングの「乳化」です。
◆ 乳化ってなに??
乳化とは、ざっくり言うと
「水と油」など 2つの物質を混ぜることです。
|カラーリングの乳化とは?
わたしたち美容業界では、
お湯とカラー剤を混ぜることを「乳化」と言います。
カラーの放置後に、いきなりシャワーで洗い流さずに
少量のお湯を頭にかけながら、モミモミモミ~と
マッサージのようにされたことはありませんか?
「それって何してるん?意味あるん?」
と、お客様から質問されることもあるのですが、
この「乳化工程」は かなり重要 なんですよ。
◆ カラー後に行う「乳化」の目的とは?
ヘアカラー後の乳化の目的は2つ
|薬液をきれいに取り除く
頭皮に付いたカラー剤は、すぐにシャンプーしても落ちにくいですが、
水分を少しミックスさせて、軽くマッサージするとカラー剤がなじみ、
染料が地肌から落ちます。
|薬液を全体に馴染ませる
乳化することで、塗布していない髪との境目が自然に馴染むため
より綺麗なヘアカラーの仕上げになります。
◆ 乳化でカラー剤が落ちるメカニズム
この乳化工程で、頭皮についたカラー剤が落ちるメカニズムは
お化粧を落とすクレンジングと同じ原理なんです。
水・・・シャワーのお湯
油・・・カラー剤
少量のお湯を足しつつ、カラー剤の粘度をゆるめます。
そして、ヘアカラー剤に含まれている「界面活性剤」が
混ざりあわない水と油をキレイに落としてくれるんですね。
◆ まとめ
このひと手間かける「乳化工程」は
ヘアカラーを綺麗に仕上げるために
とても大切な作業なので
カラーシャンプー前にモミモミされたら
「丁寧にやってくれてるな。」
と思っていただけたら幸いです(笑)
また、ホームカラーでご自分で染められる場合、
ご自分で乳化をするのは難しいので
是非、美容室で正しい乳化をしてもらいましょう。